食べ物の中には「堅いもの」があります。
どれも堅いのが特徴です。
強く噛まないと、うまく食べることができません。
よく噛んで、細かくなってから飲み込むでしょう。
何度も強く噛んでいると、口が疲れてしまいます。
こめかみのあたりが痛くなることも少なくありません。
ここで「堅い」という表現に注目してください。
「堅い」という言葉には、あまりいい印象がありません。
「食べるのが大変そう」「歯が欠けてしまいそう」など、ネガティブな印象を受けるでしょう。
とっさに受ける印象とはいえ、ネガティブな印象は避けたいところです。
ここで面白い工夫があります。
「堅い」を「歯ごたえがある」という表現に言い換えてください。
これだけで味わいがまったく変わります。
「堅い」という表現を「歯ごたえがある」に言い換えてみましょう。
「歯ごたえがある」という表現はポジティブな印象があります。
ポジティブな印象に変わりましたね。
食べ物は同じであっても、表現を変えるだけで受ける印象が変わります。
受ける印象が変われば味わい方まで変わります。
結局のところ、受け止め方です。
食べ物の感じ方は、言葉の表現を変えるだけで変わります。
堅い食べ物は「歯ごたえがある」と言い換えて食べてみてください。
もっとおいしく味わえます。
表現を変えるだけですから、手間も費用もかからず簡単ですね。
おいしいものを食べることも大切ですが、おいしそうな表現に変えることはもっと大切です。