私たちは期待されることがあります。
期待されると、応えたくなるのが人間です。
「頑張ってね」と言われると嬉しくなり「任せて」と答えたくなるもの。
期待を裏切ってしまうと、相手をがっかりさせてしまいます。
期待を力に変えることもできます。
「期待に応えたい」と思えば底力が湧いて、実力を超えた結果を発揮できることも少なくありません。
周りからの期待に応えることを励みに頑張っている人もいるでしょう。
しかし、期待に応えるのはいいですが、応えすぎないように注意してください。
周りの期待に応えすぎると、疲れやすくなるからです。
頑固になって「絶対期待に応える」と考えるのはよくありません。
むきになって期待に応えようとすると、心や体に無理な負荷がかかります。
一時的に耐えることはできても、限界があります。
無理な負荷が続けば、いずれ壊します。
お金を使いすぎて、無一文になります。
期待を意識しすぎると、いつも監視されている感覚になり、リラックスができなくなります。
期待を裏切ることになれば、自分で自分を責めてしまい、自己嫌悪になるでしょう。
期待に応えることと期待に応えすぎることを、分けて考えましょう。
「期待に応える」と「期待に応えすぎる」は、似て非なるものです。
「期待に応える」は、自分の可能範囲で努力することをいいます。
「期待に応えすぎる」は、自分の可能範囲を無視して努力することをいいます。
可能範囲を無視して努力を続ければ、火力が強くなりすぎてしまい、燃料の消耗も速くなります。
いずれ燃え尽きることになるのです。
期待に応えすぎないように注意してください。
「期待に応えられないときもある」と思えばいい。
周りの期待に応えられなくても、落ち込みが半減します。
自己嫌悪になったり自分を責めたりすることがなくなります。
「仕方ない」と考えることもあっていいのです。
期待を気にしつつも、気にしすぎないことです。
期待されていることを意識することはあっても、意識しすぎないようにしましょう。
できないことは、正直に「できません」と答えることも大切です。
相手をがっかりさせそうですが、正直に答えただけです。
気にする必要はありません。
何事も「分相応」というものがあります。
自分の限界を超えたものなら、きちんと断ることも勇気です。
期待に応えすぎないようになると、一気にストレスが減って、疲れにくくなります。
期待されている感覚を得つつ、ストレスは半減します。