体の成長には限界があります。
身長を伸ばしたくても、限界があります。
身長は遺伝や成長ホルモンが関係しているため、いったん成長期を過ぎると、伸ばすのが難しくなります。
筋力にも限界があります。
筋力は、鍛えるにつれて重いものを持てるようになりますが、努力に比例するわけではありません。
さすがに1トンの重りを持ち上げることはできません。
1トンは、肉体の限界を超えています。
持久力や心肺能力にも限界があります。
トレーニングを繰り返すことで強化していけますが、車より速く走るのは不可能です。
あるところまで鍛えると、伸びが緩やかになり、壁にぶち当たります。
体の成長は、促すことはできても、限界があるのです。
心の成長は違います。
心の成長には限界がありません。
心というのは「愛」「思いやり」「優しさ」だけではありません。
「自信」「勇気」「感受性」「包容力」「自己肯定感」も心の一つです。
しっかり心を磨いて、どんどん心の成長を促すことです。
私たちは、無限に伸ばせるものを持っています。
いわば磨けば磨くほど輝きが増す原石です。
今はまだ原石かもしれませんが、これからの磨き方次第です。
無限に伸ばせるものを持っているのですから、伸ばせるだけ伸ばすことが大切です。
心の成長に必要なポイントは、3つあります。
多くの本を読み、さまざまな人と接して、いろんな経験を積んでいきます。
本・人・経験を通して物事の理解が深まるにつれて、どんどん心が成長していきます。
心の成長は「視野の広さ」「視点の高さ」と関係します。
心が成長するにつれて、視野が広くなり、視点が高くなります。
結果として遠くまで見渡せるようになります。
心が成長すると、今まで見えなかったものが見えるようになり、感じられなかったことが感じられるようになります。
他人の心の痛みが理解できるようになります。
より深くまで感情移入ができるようになります。
楽しさがわからなくても、本や経験を積むことで分かるようになることがあります。
分かるようになったのは、心が成長したからです。
心が成長すると、いらいらすることが減って、心が安定します。
人とぶつからなくなり、喧嘩が少なくなるのです。
心の成長は、人生における最大のテーマです。
私たちが人生をかけて取り組む課題です。
心の成長は無限大です。
一生涯をかけて取り組むミッションです。
大変ですが、だからこそ素晴らしいのです。