セールスや勧誘を断るとき、あなたはどんな言葉を使いますか。
「きつい言葉で断ると、相手から嫌われるかもしれない」
「ぶっきらぼうな言い方をすると、相手を不快にさせないか」
「雑な断り方をすると、自分の印象が悪くなるのではないか」
いろいろな不安があると、断るときの言葉に迷いがちです。
「とげのある言い方で断ると、逆上されるかもしれない」と不安に思う人もいるでしょう。
相手の気分を害さないよう丁寧なセリフを考えることが多い。
親切に誘ってくれた相手に敬意を払うため、丁寧な言い方を心がけようとしているかもしれません。
しかし、その配慮は余計です。
丁寧に断り文句を考えないことです。
あれこれ考えているうちに、相手に言いくるめられてしまいます。
断り文句は、あれこれ考える必要はありません。
断り文句は1つだけです
「興味がありません」
これだけでいいのです。
「今どちらにお住まいですか」と聞かれても「興味がありません」と返しましょう。
「どういったお仕事をされていますか」と聞かれても「興味がありません」と返しましょう。
「確実な家賃収入はいかがですか」と聞かれても「興味がありません」と返しましょう。
会話の流れがおかしくなってもいいのです。
スムーズな会話のキャッチボールは無視してOKです。
「興味がありません」という一言は「とにかく不要です」という意思表示になります。
断るときは「きっぱり」が重要です。
うやむやな言い方をしているときちんと断れません。
したがって断り文句は「興味がありません」で十分です。
あらかじめ「興味がありません」というセリフをしっかり覚えておきましょう。
口癖にしてもかまいません。
セールスや勧誘を断るときは「興味がありません」というフレーズを使うのが効果的です。
話の途中からでは言いにくいので、できるだけ冒頭で断りましょう。
余計な心配は不要です。
「親切に誘ってくれた相手に申し訳ない」と思う必要はありません。
親切に誘ってくれたとはいえ、相手はセールスです。
応える義務はありません。
「雑な断り方をすると自分の印象が悪くなりそう」と思うかもしれませんが、そもそも印象が悪くなっていいのです。
断るのですから自分の印象を心配したところで仕方ありません。
「自分の印象が悪くなってもいい」と思うことです。
「断りすぎたらどうしよう」と思うこともあるでしょう。
「興味ありません」が口癖になって、うっかり断りすぎることもあるでしょう。
断りすぎたら、後でこちらから声をかければいいのです。
大半のことは、後からでも間に合います。
締め切りを過ぎていても、相手にとっては売上につながるため、配慮してくれることが多いでしょう。
万一間に合わない場合があれば「仕方ない」と思えばいいことです。
「神様からやめたほうがいいと言われている」と思えば心の整理もつきます。