執筆者:水口貴博

出会いがうまくいく30のルール

10

憧れの人に会ったとき、はしゃがない。

憧れの人に会ったとき、はしゃがない。 | 出会いがうまくいく30のルール

憧れの人に会ったとき、はしゃぐ人がいます。

「前から会いたかったです!」

「お目にかかれて本当に嬉しすぎます!」

「嬉しくて涙が出そうです!」

熱狂的なファンが憧れのアーティストに会ったとき、よく見られる光景です。

中には喜びのあまり、きゃあきゃあ大声を上げたり、ぴょんぴょん飛び跳ねたり、わあわあ涙を流したりしたりする人もいます。

あまりに嬉しくて、感動している様子が伝わることでしょう。

誰が見ても「会うことができて本当に感動しているのだな」とわかります。

思いきり感動を表現することで「会うことができて本当に嬉しい」という気持ちが相手によく伝わるでしょう。

特に悪くないように思えますが、ここに注意したいポイントがあります。

憧れの人に会ったとき、はしゃがないことです。

喜びを表現するのはいいですが、はしゃぐのはよくありません。

はしゃぐとどうなるか。

普通の会話ができなくなるのです。

はしゃぐと、出会いが台無しになる

はしゃいでいる状態は、我を失っている状態です。

テンションが高すぎると、相手はそのにぎやかな様子に圧倒され、後ろにのけ反ってしまいます。

普通に会話をしたくてもできません。

客観的に見ると「危ない人」と誤解されかねません。

相手は快く迎えてくれるかもしれませんが、心の中では「とりあえず落ち着いてください」と思うことでしょう。

はしゃいでいる様子に注意が向いて、きちんと会話ができません。

会話ができたとしても、内容に集中できません。

記憶に残るのは「うるさい」という印象だけになります。

後から振り返ったとき「何の話をしたのか思い出せない」となります。

そもそもきちんと会話をしていないのですから、思い出しようがないのです。

こういう出会いに限って、ご縁が続かず、一度きりの出会いで終わるのが定番です。

出会いの喜びは、落ち着いて表現するのが得策

出会ったとき、はしゃがないようにしましょう。

実際は興奮していても、表には出さないことです。

嬉しくてたまらなくても、度を超えてはしゃぐと、相手は冷めてしまいます。

いくら相手が憧れの人であっても、はしゃぐのはNGです。

心の中ははしゃいでいても、表向きは落ち着きを装うのが得策です。

喜びを表現するのはいいですが、落ち着いて静かに表現しましょう。

「以前からファンでした」

「お目にかかれて光栄です。本当に嬉しいです」

「お時間を割いていただいて、ありがとうございます」

にっこりほほ笑みを浮かべながら、落ち着いて接するようにしましょう。

少し物足りないように感じるかもしれませんが、このくらいでちょうどいいのです。

静かに喜びを表現したほうが、相手も冷静に受け止めることができます。

落ち着いているからこそ、相手にも会話にも集中できます。

自然に話題が広がっていろんな話ができます。

出会ったことも会話の内容も記憶に残るのです。

あまりに嬉しい気持ちが大きいなら、あらかじめ興奮を静めておこう

嬉しい気持ちが大きいなら、会う直前、あらかじめお手洗いで興奮を静めておきましょう。

深呼吸をしたり手を洗ったりしているうちに、興奮が収まってきます。

飲み物を一口飲むのもいい方法です。

飲み物が喉を通過すると、自然と気持ちが和らぎ、筋肉の弛緩しかんが促されるでしょう。

落ち着いた状態で会い、静かに喜びを表現するから、素晴らしい出会いになるのです。

出会いがうまくいくルール(10)
  • いくら嬉しくても、会ったときはしゃがない。
顔と名前は覚えるためにある。
自然に任せて覚えるのではなく、意識をして覚えよう。

出会いがうまくいく30のルール

  1. 出会いには「ルール」がある。
  2. どんな出会いも「相手に敬意を払う」という点を心がけること。
  3. 受け身のうちは、いい出会いがあっても生かせない。
  4. 人と会うエネルギーを充電する、3つのポイント。
    よく寝て、よく食べ、よく笑う。
  5. 好印象を与えるより悪印象を与えないように注意する。
  6. せっかく会うなら、少しでも雰囲気のいい場所を選ぶのが得策。
    第一印象にプラスアルファの効果を期待できる。
  7. 会う直前に怖くなっても、ドタキャンで逃げない。
  8. 風邪を引いているなら、無理に会うより延期したほうが、相手のため。
  9. 出会いにおける「粘る」とは、しつこくお願いすることではない。
    相手の意思を尊重しつつ、チャンスを見計らうことだ。
  10. 憧れの人に会ったとき、はしゃがない。
  11. 顔と名前は覚えるためにある。
    自然に任せて覚えるのではなく、意識をして覚えよう。
  12. 尊敬する人と会うときは、弟子入りの気分になる。
  13. 限度を超えた飲み方は、出会いをダメにする。
    初対面でお酒を飲むときの3つのルール。
  14. 出会いに恵まれる人は「目の前のことに集中する習慣」がある。
  15. 優劣や勝ち負けを持ち込むと、貴重な出会いが悪印象になる。
    出会いで大切なのは「尊重」。
  16. すでに相手と仲がいいつもりで、会いに行く。
  17. 出会いに恵まれない人は、小さなことですぐ落ち込む。
    出会いに恵まれる人は、なかなか落ち込まない。
  18. 胸に片手を当てながら自己紹介すると、上品な印象になる。
  19. 変な人と出会うことが、あなたの成長を加速させる。
  20. 出会いは頑張るものではない。
    楽しむものだ。
  21. 出会いに緊張は不要。
    ただし、緊張感は必要。
  22. 出会ったときの話題は、過去の武勇伝より、最近の失敗談。
  23. 努力もしないうちから紹介をお願いしない。
    紹介をお願いするなら、自分なりにできることをしてから。
  24. 初対面では、少し負けておくほうが、いい出会いにつながる。
  25. 出会いに打算や損得勘定を持ち込むと、人間関係が冷たくなる。
  26. いい出会いがあっても、大切にしないとゼロ。
  27. 言葉の感謝だけでは物足りないなら、手土産が有効。
  28. 夜に出会った人とは、簡単に途切れる。
    昼に出会った人とは、長く関係が続く。
  29. 1回出会ったときの手応えで、すべての結論を出さない。
  30. 別れ際をきれいに締めくくると、出会いがうまくいく。

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