商品やサービスを購入する際は「契約書」が登場します。
きちんと契約内容を確認しているでしょうか。
契約書は、読みにくいことが多いものです。
長文だったり小さな字だったり難しい言葉が使われていたりしています。
「わざと読みにくいようにしているのではないか」と疑ってしまうほどです。
さっと流すような確認をしがちです。
読むのが面倒くさくて、きちんと内容を確認しないまま、サイン・押印をすることもあるかもしれません。
しかし、これは大変危険です。
ろくに内容も確認しないでサイン・押印をするのは、トラブルを招くもとです。
きちんと契約内容を確認しておかないと、後から不測の事態が発生して、トラブルを招きます。
「知らなかった」では済まされません。
一度サインや押印をすれば「内容を確認して同意しました」ということになり、法的効力が発生します。
契約が締結してからでは、変更や取り消しが間に合わないことがあります。
商品やサービスを購入する際は、きちんと契約内容を確認しましょう。
信用できそうな相手ということもあるでしょう。
「信用できそうな人だから、いちいち契約内容を確認しなくても大丈夫だろう」
その考え方は甘いと言わざるを得ません。
信用できそうな印象と契約内容の確認は、まったく別物です。
信用できそうな相手であっても、契約内容に不利な点が書かれていれば、自分に不都合が生じるだけです。
そもそも詐欺師は「信用させてから騙す」という手口が定番です。
「信用できそう」という印象だけで決めるのは大きな間違いです。
信用できそうな人であっても、契約内容の確認は必要です。
確認しやすくなる方法はいろいろあります。
細かい字でわかりにくいなら、拡大鏡や拡大コピーを利用しましょう。
紙に印刷してから確認するのも1つの方法です。
ディスプレイで見るより紙で見るほうが読みやすくなります。
疲れているときもあるでしょう。
きちんと確認する自信がないなら、その場の契約はいったん保留にします。
自宅に持ち帰って、余裕があるときにじっくり確認します。
わからない文言があれば、きちんと確認を取ることが大切です。
問い合わせたり自分で調べたりして、納得できるまで確認しましょう。
こうした小さな確認を大切にすることです。
時間をかけて契約内容を確認するようにしてください。
面倒で煩わしく手間暇もかかりますが、トラブルを防ぐための正しい行いです。
特に高額であればあるほど、契約内容の確認にも時間をかけることです。
慎重になってなりすぎることはありません。
時には数時間かけて確認することも必要です。
「契約内容の確認は、時間や労力をかけて当然」と考えてください。
契約内容をきちんと確認する習慣がトラブル防止につながるのです。