執筆者:水口貴博

騙されないで生きていくための30の方法

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万一トラブルに遭ったら、こそこそ隠さず、きちんと公表しておくのが賢明。

万一トラブルに遭ったら、こそこそ隠さず、きちんと公表しておくのが賢明。 | 騙されないで生きていくための30の方法

注意しても、トラブルに遭うことがあります。

人間ですから完璧ではありません。

注意しても、詐欺だと気づかず、騙されることがあります。

巧妙な手口は、注意していてもなかなか気づくのが難しいもの。

「うっかり」というのは誰にでも起こります。

どんなに注意していても、100パーセントはありません。

特に新しい詐欺のパターンは気づくのが困難です。

大切なのは、詐欺に引っかかった後です。

トラブルを隠し続けていると、うわべを繕う苦労が生まれる

「人に言うのは恥ずかしい」

「自分の汚点をさらすようで情けない」

詐欺に遭ったにもかかわらず、自分の印象が悪くなることを避けるため、隠し続ける人がいます。

たしかに自分事であり、公表義務はないように思えますが、ここがポイントです。

被害を黙っておくと、うわべを繕う苦労が生まれます。

嘘を隠し続けるための嘘をつかなければいけません。

うわべを繕うために、別の買い物をしなければいけなくなります。

借金を隠すために、さらに借金をするはめになることもあるでしょう。

あれこれ偽装が必要になって、余計な気苦労が増えます。

「いつかばれるのではないか」とひやひやします。

そうして脇が甘くなり、別の詐欺に引っかかってしまうのです。

後になってばれると、もっと大変な事態になります。

「どうして言ってくれなかったの?」と責められ、人間関係にひびが入ります。

時間をかけて築き上げてきた信頼関係が崩れてしまうのです。

トラブルに遭ったときは、きちんと身近な人に報告しておく

詐欺に騙されてしまった後ろめたさから、隠したくなる気持ちはあるでしょう。

自分の印象が悪くなったり評価が落ちてしまったりなど、抵抗があるかもしれません。

普段「私は大丈夫」と豪語していたなら、なおさら言いにくいはずです。

たとえそうだとしても、詐欺に遭ったときは、恥を承知のうえで公表しておくのが賢明です。

特に身近な人にはきちんと報告しておきましょう。

うっかり詐欺に遭ってしまった自分に対するけじめでもあります。

正直に告白することが、身近な人に対する誠実な姿勢

自分の評価が下がったり印象が悪くなったりするかもしれませんが仕方ありません。

現実として受け止めることです。

叱られたり責められたりするかもしれませんが、けじめの1つとして受け止めましょう。

正直に告白することが、身近な人に対する誠実な姿勢です。

一時的に評価や印象が悪くなるかもしれませんが、こそこそ隠してばれるよりはましです。

きちんと公表することで詐欺被害の情報共有にもなります。

後から「正直に話してくれてありがとう」と感謝されるでしょう。

自分の注意喚起だけでなく、身近な人への注意喚起にも役立ちます。

公表するのは、見栄やプライドを捨てる一環でもあります。

見栄やプライドに固執している限り、いずれまた詐欺に引っかかります。

きちんと公表することで、見栄やプライドから解放され、詐欺に強くなるのです。

騙されないで生きていくための方法(30)
  • 詐欺被害に遭ったときは、こそこそ隠すのではなく、身近な人にきちんと公表しておく。
まとめ

騙されないで生きていくための30の方法

  1. 騙されないための一番の基本。
    「おいしい話はない」と心得る。
  2. 「自分は絶対騙されない」という考え方を捨てる。
  3. 営業・セールス・勧誘は、まず疑いから入るのが得策。
  4. 「自分は大丈夫」と思う人は、被害者予備軍。
  5. 損をしたくない気持ちが強い人ほど、あっさり詐欺に引っかかる。
  6. 見栄っ張りは、騙されやすい。
  7. 騙されないためには「冷静」が不可欠。
    感情的になっているときは、重要な決断をしない。
  8. 「一発当ててやろう」と考えている人は、騙されやすくなる。
  9. 欲深い人は騙されやすい。
    お金に対する執着心は、金銭トラブルのもとになる。
  10. 「自分だけ得をしたい」と考えていないか。
    自己利益優先の人は、かえって騙されやすい。
  11. 契約内容を確認しないのは、トラブルを招くもと。
  12. 「ここだけの話」をする人は信用できない。
  13. 「稼ぎ方を教えます」の9割は、マルチ商法。
  14. 「おいしい話があります」と言ってくる人は、だいたい詐欺師。
  15. 自分が弱っているときは、高額の買い物をしない。
  16. 相手の不審な笑みを見逃すな。
    不審な笑みは、悪いことをたくらんでいる証拠。
  17. 旧友から久しぶりに連絡があって、お金が絡む話が出てきたときの対処。
  18. 不安をあおって売り込んでくる手法は、詐欺師の定番パターン。
  19. メリットだけ強調する商品には、何か裏がある。
  20. 偽物を見抜く目を養うには、普段から本物に触れておくことが役立つ。
  21. 営業トークをうのみにしない。
    小さなことでも自分で調べる癖をつけよう。
  22. セールスや勧誘の断り文句は「興味がありません」で十分。
  23. 限定に釣られない強さを身につける。
    大切なのは、欲しいかどうかより必要かどうか。
  24. 情報弱者は、詐欺師のカモになりやすい。
  25. 世の中に完全な元本保証はない。
  26. 大きな買い物をするときは、人に相談する癖をつける。
  27. どれだけ人の意見を聞いてもいい。
    ただし、最後は自分で決めること。
  28. 「お安くなります」という勧誘は、裏があると思っていい。
  29. 最新の詐欺情報には目を光らせておく。
  30. 万一トラブルに遭ったら、こそこそ隠さず、きちんと公表しておくのが賢明。

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