テレビや新聞では、定期的に詐欺トラブルのニュースが流れます。
巧妙な詐欺に遭ったニュースもあれば、悪徳業者に騙された事件もあります。
ここで問いたいことがあります。
詐欺トラブルのニュースを見て「お気の毒」と思うだけになっていませんか。
「お気の毒」と思うだけではいけません。
「自分には関係ない」と思うのはよくありません。
油断はトラブルのもとです。
「最近はこういうケースがあるのか。自分も気をつけよう」と思うことです。
詐欺も「進化」しています。
どんどん新しい形式のものが生まれていて更新されています。
古典的なパターンなら気づけても、最新のケースは気づきにくい。
最新の詐欺は、パターンが巧妙だったり重層的だったりして見破るのが難しくなっています。
新しい詐欺のパターンは、そういうケースを知っておかなければ、気づきにくいもの。
無知ほど怖いものはありません。
そこで役立つのが「定期的な情報収集」です。
普段から詐欺トラブルのニュースをチェックして、目を光らせておきましょう。
定期的な情報収集を通して、最新の詐欺パターンを学んでいくことです。
「お気の毒」「自分には関係ない」と無視するのではありません。
「自分に関係があるかもしれない」
「最近の詐欺はどんなものなのだろう」
「最近はこういう詐欺パターンがあるのか」
警戒心を怠らず、入念に情報をチェックしておくことです。
知識として知っておくだけでも違います。
知ってさえいれば、注意を強化できます。
たとえば「最近のオレオレ詐欺は、劇場型が増えてきている」というニュースがあるとします。
劇場型とは、ターゲットを騙すために、複数人がそれぞれの役を演じる手口のことをいいます。
大変巧妙で手の込んだ方法ですが、実際にそういう詐欺が増えています。
こうした情報をあらかじめ把握しておくことが大切です。
把握しておけば、同じ場面に遭遇したとき既視感を覚え、気づきやすくなります。
「何だか見覚えがある」「どこかで聞いたことがある」と思い、トラブル防止に役立つのです。
騙しの手口は、次々新しいものが登場しています。
新しい手口であれば「知らなかった。自分も気をつけよう」と注意喚起につながります。
すでに知っている手口であっても、再確認になるため無駄にはなりません。
テレビや新聞では、詐欺トラブルのニュースをチェックしておきましょう。
詐欺トラブルに強くなるための大事な習慣です。
最新の詐欺情報には目を光らせておくことです。
注意喚起に終わりはないのです。