専門的なことで行き詰まったときどうするか。
ここは、時間を減らすか増やすかを決める場面です。
「自分で対処できる」
「自分のことは自分で解決する」
「誰かの力を借りるまでもない」
そう思う人もいるでしょう。
もちろん簡単なことならいいのです。
誰でも簡単に対処できることなら、人を頼る必要はないでしょう。
本やインターネットで調べてすぐわかることなら、手間暇がかからず、お金も必要ありません。
誰かに頼ると、かえって遠回りになってしまいます。
自分で対処したほうが、スキルアップにもつながるメリットもあります。
簡単な手続きや調べ物なら、自分でやったほうが早いでしょう。
しかし、専門的なこととなると、話が別です。
専門的なことは、調べ物といい手続きといい、高度な知識・複雑な処理が必要です。
書籍やインターネットを使って自分で取り組むこともできますが、すぐ解決できるとは限りません。
調べ物の時間とはいえ、軽視できません。
素人では、情報の良しあしを判断するのも難しいでしょう。
調べ物をしているうちに、膨大な時間を失うことがあります。
手続きの方法を調べているだけで日が暮れることもあるでしょう。
後から手続きが間違っていることに気づき、やり直しが発生すると、さらに時間がかかります。
トラブルについても、解決法・対処法を誤ると、かえって悪化させることが少なくありません。
トラブルの種類によっては、適切な処置があります。
それは、専門家でないとわかりにくいことがあります。
専門的なことは、時間を浪費する落とし穴なのです。
「あくまで自分は素人」と自覚することです。
素人の自分でうまくいかないなら、どうするか。
玄人である専門家を頼りましょう。
専門家は、その道のプロです。
素人にとって難しいことも、専門家を頼れば、スムーズに解決してくれます。
たとえば、お金のことで困ったら税理士です。
自分で調べようとすると膨大な時間がかかることも、税理士を頼れば、一発で解決します。
税に関する不明点も、即答してくれます。
税務上の手続きも、迅速に対応してくれます。
あまりにあっさり終わってしまうので「今までの苦労は何だったのだろう」と思うでしょう。
1週間も時間を費やした調べ物が、税理士に頼れば、一言で解決することも少なくありません。
体の関節に問題が生じれば、整体師を頼るのがいいでしょう。
自己流でマッサージをすると、かえって体を痛めてしまうことがあります。
どこが悪いのか、どうすれば治るのか、状態に合わせて適切なマッサージを施してくれるでしょう。
専門家に頼ったほうが、解決するのも早くなります。
体の調子が悪ければ、医者を頼ります。
「医者に頼る必要はない」「自己治癒力で治す」など、つまらない意地を張っていると、ますます体調が悪化します。
きちんと医者に診てもらい、適切な治療を受けることで、回復が早くなります。
意地を張っていても仕方ありません。
専門家を頼ることは、解決の時間短縮になります。
「お金で時間を買っている」という考え方を持ってください。
少し費用がかかったとしても、それが解決の時間短縮になると思えば安いもの。
専門的なことは専門家に頼るのが正解です。
専門家を頼ることは、解決の時間短縮だけでなく、自分の時間を増やすことにもなるのです。
専門家を頼るとき、大切な条件があります。
「本物の専門家」であることが条件です。
「自称専門家」「怪しげな専門家」には注意しましょう。
専門家と名乗っていても、実際は偽物である可能性があります。
専門家の看板を掲げていても、本当の専門家であるかどうかは別問題です。
きちんとした資格取得者であるか。
どのくらい評判がいいのか。
第三者からの推奨があるか。
評判・実績・信用などを参考にしながら、慎重な確認が必要です。
偽物の専門家を頼っても、スムーズに解決できず、かえって時間がかかることもあります。
専門家を頼るなら、本物の専門家であることが大切です。