私たちの日常では「隙間時間」が存在しています。
日常を見渡すと、いろんなところに隙間時間が点在しています。
仕事ができる人は、隙間時間を上手に利用します。
上手に隙間時間を活用することで、少しずつ仕事を進めていき、大きな結果を出します。
隙間時間の最小単位は、どの程度の時間でしょうか。
10分くらいでしょうか。
5分くらいでしょうか。
はたまた1分くらいでしょうか。
隙間時間とはいえ、あまりに短時間では使い道が限られるように思われます。
「あまり時間が短いと意味がない」と考える人が多いのではないでしょうか。
しかし、今こそ隙間時間の常識を変えるときです。
隙間時間は、もっと短くていい。
きわめて短い時間であっても、隙間時間として活用できる可能性があります。
隙間時間の最小単位は「10秒」です。
たった10秒あれば、有効な隙間時間として活用できます。
「たった10秒では何もできない」
そう思うかもしれませんが、誤解です。
たしかに10秒は一瞬です。
時間が短すぎるため大きな仕事はできませんが、だからといって何もできないとは言い切れないはずです。
たった10秒であっても、10秒なりにできることがあります。
たとえば、本であれば、1行くらいなら読めるはずです。
わずかな文章であっても、きちんと情報の塊です。
読むのが速い人なら、2行か3行くらい読めるでしょう。
10秒あれば、メールを確認することもできます。
メールを読むだけなら苦にならないはずです。
一言で済む要件なら、10秒で返信できるかもしれません。
手帳を開いて、スケジュールを確認する時間に使えるでしょう。
じっくり確認することはできなくても、簡単な確認ならできるはずです。
ど忘れを防いだり頭を整理したりするのに役立つでしょう。
受験生であれば、単語カードを見直す時間に使うことが可能です。
ぱっと見て、さっと思い出す。
一瞬であっても、記憶と想起の時間に使えます。
隙間時間の最小単位は「10秒」と考えれば、私たちの日常は、隙間時間だらけであることに気づけるでしょう。
あらかじめ隙間時間用の仕事を準備しておけば、急に隙間時間ができても安心です。
隙間時間の常識を変えてください。
今まで隙間時間を「分単位」で考えていたなら、これからは「秒単位」に改めましょう。
10秒あれば「まとまった時間」と呼べます。
1秒が、10回連続でまとまっています。
たかが10秒、されど10秒。
10秒を大切にする人は、小さな積み重ねができるため、いずれ大きな仕事を達成できるでしょう。
「せっかち」と言われようと「忙しい」と言われようと気にしないことです。
人と差がつくのは、小さな習慣です。
10秒あれば、いろんなことができます。
隙間時間の最小単位は「10秒」なのです。