現状に満足していませんか。
1つの表現方法にこだわっていませんか。
たしかに慣れた表現方法には、実績と安定感があるでしょう。
すでに安定したパターンが確立されているなら、それで十分であるように思えます。
コツもノウハウもつかめているため、質の高さを発揮できるでしょう。
しかし、ここが重要なポイントです。
現状に満足していては、それ以上の向上は見込めません。
手法や手順が同じままでは、自分の成長も作品の質も同じまま。
今の表現方法で満足して、現状維持を選択してしまうと、クリエイティブな発想も制限することになります。
そこで大切なのが「向上意識」です。
クリエイティブには無限の可能性があります。
人の思考力・想像力・発想力には限界がなく、無限に広げていくことが可能です。
現状で満足したら、それ以上の向上は見込めません。
むしろ油断や惰性を招き、作品の質の低下につながるでしょう。
作品の質を高めたいなら、向上意識を持つことが大切です。
「すでに完成されている」「すでに出来上がっている」と思っていても、100パーセント完璧ではないはずです。
現状に満足するのではありません。
向上意識を持って、さらなる高みを目指してください。
「もっとスマートな方法はないだろうか」
「もっと効果的な演出はないだろうか」
「どこかに問題点はないだろうか」
「何か改善できるところはないだろうか」
「やるべきことが、きっとどこかにまだ残っているはずだ」
こうした考えを張り巡らしていると、何か1つはできることが見えてくるはずです。
完全完璧と思えても、時間をかけてじっくり見つめると、何か課題点が見つかるはずです。
すでに100点なら、101点を目指します。
100パーセントなら101パーセントを目指します。
すぐ改善を見つけられるとは限りませんが、少なくとも向上意識を持ち続けることは大切です。
新しい改善を見つけたら、勇気を出して取り入れてみてください。
いきなり本採用が難しいなら、まず試験や仮採用から始めるといいでしょう。
一気に変える必要はなく、少しずつ変えるだけで十分です。
全部を入れ替えるのが怖ければ、一部を入れ替えるだけでもかまいません。
もし改悪や逆効果になれば、元に戻せばいいだけです。
改善がうまくいかないこともありますが、失敗も貴重な経験です。
改善に失敗しても落ち込まず、続けていきましょう。
向上意識は、どんな仕事でも必要です。
向上意識を通して変化を受け入れる姿勢があってこそ、クリエイティブなセンスを磨いていけます。