発想するとき、どんな表情をしているか振り返ってみましょう。
しかめ面になっていませんか。
眉間にしわを寄せていませんか。
私たちは考え事をするとき、険しい表情になりがちです。
腕を組んで、眉間にしわを寄せ、首を左右に振りながら考えるでしょう。
時には大きな深呼吸をして、時には大きなため息をつくでしょう。
なかなかいいアイデアが出なければ、どんどんストレスもたまります。
ほかの人から見ると不機嫌な様子に見え、近づきがたい雰囲気が出ているでしょう。
いつの間にか呼吸も浅くなっていて、息苦しくなる。
アイデアが出なくて、もんもんとした時間ばかりが過ぎているのです。
「まさに今の自分だ」と思う人も多いかもしれません。
しかし、険しい表情をしていては、いい発想はできません。
表情筋と脳はつながっています。
険しい表情をしていると、脳にネガティブな信号が送られます。
ネガティブな信号を受け取った脳は「つらい」「苦しい」「つまらない」という状態と誤解して、働きが悪くなります。
険しい表情になると発想力が制限され、いいアイデアも出なくなるのです。
発想力を高めたいなら、心がける表情は1つしかありません。
にこにこ明るい表情になりましょう。
「楽しいこと・嬉しいこともないのににこにこできない」と思うかもしれませんが、少し意識をするだけでいいのです。
楽しいことや嬉しいことがなくても、にこにこしましょう。
嘘でも演技でもいいので、明るい表情を意識しましょう。
大げさな笑顔は必要なく、口角を少し上げるだけでOK。
口角をたった3ミリ上げるだけで明るい表情に変わります。
明るい表情をしていると、表情筋から脳にポジティブな信号が送られます。
ポジティブな信号を受け取った脳は「嬉しい」「楽しい」「面白い」という状態と判断して、働きがよくなります。
脳が活性化され、発想力が高まるのです。
たかが表情、されど表情。
表情によって、発想力は変わります。
険しい表情をしていては、いい発想はできません。
にこにこ明るい表情をしているから、発想力が高まるのです。