あなたには、どんな弱点がありますか。
たとえば、欠点や短所、苦手や不得意です。
弱点が1つもない人はいないでしょう。
誰でも、1つや2つ、何らかの弱点があって当然です。
運動が苦手。
算数が不得意。
記憶力が悪い。
絵を描くのが下手。
アルコールが飲めない。
長時間の集中ができない。
コミュニケーション能力が低い。
悩ましい病気にかかっている。
たとえ表向きはパーフェクトな人間に思えても、実際には何か弱点があるものです。
日常生活の中では、自分の弱点に触れる場面があります。
そんなとき、どうするかです。
素直でない人は、自分の弱点を見せず、隠そうとするかもしれません。
「笑われたくない」
「ばかにされたくない」
「自分の評価を下げたくない」
さまざまな不安や恐怖があって、平気なふりをする。
もしくは、話をそらしたり嘘をついたりすることもあるかもしれません。
たしかに抵抗感はあるでしょう。
正直に話して、ネガティブな反応が返ってくると、ショックを受けます。
自分の低評価や悪印象につながる可能性もゼロとは言えません。
しかし、素直な人になりたいなら、正直に弱点を見せていくことが大切です。
「自分にはこんな弱点がある」と、ただただ素直に伝えるだけのこと。
なかなか抵抗感がぬぐえないなら、恥をかくのを楽しむ気持ちになってはいかがでしょうか。
照れや恥ずかしさがあっても、恥をかくのを楽しむ気持ちになれば、勇気も出やすくなります。
自分の弱点を見せられるのは、素直な姿勢の1つ。
正直にありのままの自分を伝えるだけのことです。
素直に話すと笑われそうに思えますが、実際のところ、ばかにされることは少ないでしょう。
人は誰でも弱点があります。
相手にも何らかの弱点があるはずなので、人ごととは思えず、笑ったりばかにしたりはしないでしょう。
むしろ共感や同情があるかもしれません。
万一ばかにされても、それはそれでいいのです。
別に悪いことをしたわけではありません。
正直にありのままの自分を伝えただけのこと。
堂々としていればいいのです。
正直に自分の弱みを話すことは、悪いことばかりではなく、いいこともあります。
あなたが素直に自分の弱点を見せると、相手も心を開きやすくなります。
相手は、自分の正直な本音や気持ちを打ち明けやすくなるので、会話が深くなり、コミュニケーションの質も高くなります。
結果として、良好な人間関係に結びつきやすくなるのです。
自分の弱いところは、隠すのではなく、むしろどんどん見せていきましょう。
きちんと自分の弱点を言える人は、素直な人です。