素直な人になるには、素直に感情を表現していきましょう。
素直とは、人の言動を逆らわず、従順に受け入れる意味ですが、それだけではありません。
感情をありのまま表現することも、素直の1つです。
きちんと感情を表現していますか。
もちろん大人の対応として、感情をコントロールすることは大切です。
無邪気に振る舞い、ありのまま感情を見せるのは、幼稚で未熟な印象があります。
私たちは大人になるにつれて、感情を抑えるのが上手になります。
日常では、怒りを抑えたり、悲しみをこらえたりしなければいけないときもあります。
特にビジネスでは、感情のコントロールが欠かせません。
感情に流されず、常に理性と自制心を保ちながら行動しなければいけません。
不快なことがあっても、怒りを我慢しなければなりません。
悲しいことがあっても、涙をこらえて頑張らなければいけないこともあります。
TPOをわきまえる意味で感情を抑えることは、大人の対応と言えるでしょう。
しかし、常に感情を抑えてばかりでは、素直な人になれません。
笑うことも泣くこともなく、無表情で淡々としている様子は、心のないロボットのように映るでしょう。
また感情を抑えることは、ストレスをためることでもあります。
感情を抑えてばかりでは、どんどんストレスがたまる一方になり、心が疲弊します。
心が死んでしまうと、自分でも自分がわからなくなってしまいます。
少なくとも感情をありのまま表現できていない状態は、素直と言えません。
感情を抑えてばかりになると、今度は感情の上手な表現方法がわからなくなるのです。
最近、笑ったり泣いたりしていますか。
素直な人になりたいなら、素直に感情を表現する機会を作っていきましょう。
プライベートなら、積極的に感情を表現する機会を作っていけるはずです。
たとえば、日常の身近なところから表現していくのはいかがでしょうか。
友人と楽しい話をしたときは、大きな口を開けて、思いきり笑う。
嬉しいことがあったときは、ガッツポーズで、思いきり喜ぶ。
映画を見て感動したときは、ぼろぼろ大粒の涙を流す。
時には、怒ることも大切です。
ありのままの感情を表現することも、素直の1つ。
素直に喜怒哀楽を表現していくことで、どんどん素直な人になっていけます。