「素直な人になりたい」
そう思ったとき、どこを改善するといいのでしょうか。
素直な人になるための改善は複数あります。
もちろんどれも有効な方法ですが、末端の改善です。
もっと大きな枠組みで考えてみましょう。
実は素直な人になるための改善は、大きく分けると、2つだけです。
心と行動です。
心と行動は別々と考えてください。
心は精神的なことであり、行動は肉体的なことです。
相関関係はありますが、基本的に異なるものと考えます。
心の改善だけでは不十分です。
いくら心が素直になっても、行動に変化がなければ、素直になったとは言えません。
内側の心が変化しても、外側の行動が昔と同じままでは、周りからは昔と同じ様子に思われるでしょう。
行動だけでも不十分です。
いくら素直な行動ができても、心が頑固のままでは、やはり素直になったとは言えません。
行動は変わりましたが、本質の心が同じままなので、油断すると、元に戻ってしまうでしょう。
大切なのは、心と行動の両方の改善です。
どちらから改善するかは、自由です。
両方を同時に改善していくのが基本ですが、それぞれ別に対応することも可能です。
心から改善するのもよし。
意識を高めたり考え方を改めたりすることで、心を正しい方向に変えていけます。
心が改善できれば、行動も改善しやすくなるでしょう。
行動から改善するのもよし。
精神と肉体には相関関係があります。
行動から変えていくことで、だんだん心に変化が出てきて、素直な心が身につくこともあります。
いずれにせよ、心と行動の両方の改善を目指してください。
「素直な心」と「素直な行動」の両方が揃ってこそ「素直な人」と呼べるようになります。