素直な人になりたいなら「素直な人になる」という意識から始めましょう。
素直な人になるためには、心理的な抵抗感を乗り越える必要があります。
むしろ抵抗感を乗り越える連続になるでしょう。
素直になるとは、自分の弱さを認めることであり、さらけ出していくことでもあります。
弱い自分・不完全な自分・隙のある自分を、どんどん見せていくことになります。
長年続けてきた考え方や振る舞い方を変える必要があります。
慣れてしまえば楽ですが、なかなか素直になれない人にとっては一苦労でしょう。
大きくて難しい課題に感じるでしょう。
もちろん楽で簡単な取り組みもありますが、素直になる方法の大半は、何らかの抵抗を感じるはずです。
たとえば、見栄や体裁を忘れたり、意図的に自分の弱点をさらけ出したりなどです。
ストレスやプレッシャーに耐える場面もあります。
そして、嫌なことや傷つくことを受け入れることも必要です。
赤面をしたり、冷や汗をかいたり、涙目になったりする場面が出てくることもあるはずです。
なかでも頑固な人にとっては、強い抵抗感があるはずです。
頑固を自分の美学としていた人にとって、素直になるとは「生き恥をさらす行為」と言っても過言ではありません。
難易度も高く感じられるため、途中で投げ出したり諦めたくなったりすることもあるかもしれません。
このように素直な人になるためには、抵抗感を乗り越える必要があります。
心の壁を打ち破るためにも「素直な人になる」と意識することが大事です。
素直を意識するだけですぐ改善されるわけではありませんが、少なくとも覚悟が生まれます。
心と体が「素直になる」という方向に向くことで、必要な取り組みも受け入れやすくなります。
感覚としては「生まれ変わる」というつもりで取り組んだほうがいいでしょう。
意識をするだけでも、大事な一歩です。
意識が高まることで、モチベーションも高まって、素直な人になる後押しになるはずです。
生まれ変わるつもりで「素直な人になる」と意識することが大事なのです。