仲直りができる決定的な一言は、往々にして自分には一番言いにくい言葉です。
たとえば、相手は「謝ってほしい」と思っても、自分にはプライドがあるため、謝ることができません。
相手が聞きたいとしている言葉と、自分が言いにくい言葉がちょうど一致しているのです。
特に本音に近い会話になるほど「聞きたい言葉」と「言えない言葉」は同じ言葉になるのです。
仲直りをするのは、自分が一番言いにくい一言を言うことです。
あなたが、今仲直りをしたいと思っている人がいれば「言いにくいな」と思うことを言ってしまうことです。
それは結局本音で話すということにもつながり、相手が一番聞きたかったことでもあり、仲直りをするということにもつながります。
仲直りができないのは、本人がそうしようとしていないのが原因でもあるのです。
本当に仲直りがしたければ、相手が一番聞きたがっている言葉を言うことです。
いつまで経っても仲直りできないのは、お互いが向き合っていないからです。
どちらかがまず折れて一歩前に踏み出さないことには、解決も難しいのです。