夫婦生活の中では、時に夫婦で揉めることがあります。
自分の一言で、パートナーを怒らせてしまった。
お互いの価値観や生活習慣が違って、言い争いになってしまった。
問題が発生したときによくあるのが「処理」です。
それ以上問題が大きく発展しないよう、ひとまず問題の鎮火に着手します。
「とりあえず謝っておけばいい」
「とりあえず話し合っておけばいい」
「とりあえずうなずいておけばいい」
パートナーを落ち着かせる対処がすぐできれば、ひとまず不仲の拡大は避けることができるでしょう。
たしかに表向きは誠実な対応をしているように思えますが、実は注意が必要です。
謝っただけで終わって、何も解決策が決まっていない。
話し合ったことに満足して、問題に対する反省も改善もできていない。
うなずくだけなら、誰でもできます。
表向きは誠実な対応に見えますが、問題が解決していなければ無意味。
問題を処理するだけであって、本当の問題解決にはなっていないのです。
大切なのは「処理」ではなく「解決」です。
処理ではなく解決こそ、本当のゴールです。
たとえば、パートナーを怒らせたとき、謝って終わりにするのではありません。
謝ったうえで、怒らせた理由をよく考えます。
自分の行いに悪いところがあれば、改善することが大切です。
パートナーと意見が対立したとき、話し合って終わりにするのではありません。
話し合いを通して、きちんと2人が納得できる案を考えます。
お互いが納得できる案を見いだし、スムーズに運用ができるようになるまでがゴールです。
パートナーと話し合うとき、うなずくだけではよい解決ができません。
うなずきつつも、自分の思っていることはきちんと言ったほうがいいでしょう。
お互いに正直な意見を言うからこそ、より良い理想案を見いだせます。
問題が発生したら、処理ではなく、解決を心がけましょう。
解決こそ、問題の本当のゴールです。
それが、本当の誠実な対応です。