「常にパートナーと一緒にいたい」
「同じ部屋で暮らすほうが、ラブラブを維持しやすいだろう」
「毎日寝顔を見ることができて幸せ」
安易な理由でワンルームを選ぶカップルがいます。
往々にして同棲を始める前は、幸せな生活をイメージしがちです。
今まではときどきしか会えませんでしたが、同棲を始めると毎日会えます。
キスもハグも、自由に好きなだけできるでしょう。
雑誌で同棲を促すキャッチコピーがあると、ますます心が動かされます。
もちろん事情があってワンルームを選ぶならいいのです。
個室のある部屋を選べない事情があるなら、ワンルームでの同棲もいいでしょう。
しかし、事情があるわけでもなく、安易な理由でワンルームを選ぶなら注意が必要です。
ワンルームでの同棲は、理想と現実にギャップがあります。
パートナーと同じ部屋で暮らすことは、メリットでもありますが、デメリットでもあります。
1人で暮らすなら、ワンルームでも快適ですが、2人で暮らすのは、厳しい現実を覚悟したほうがいいでしょう。
家賃は安くなっても、それ以上のデメリットに悩まされるはずです。
同じ部屋で暮らすとなると、お互いのちょっとした音や動きが気になるでしょう。
快適な睡眠が難しくなり、睡眠不足になるでしょう。
ワンルームは、自分のプライベートが確保しにくくなり、ストレスが増える。
いくら好きな人との同棲でも、1人になりたいときもあります。
ワンルームという形式上、エチケットを守りたくても守りにくくなります。
見苦しい姿を見たり見られたりします。
部屋はごちゃごちゃしやすくなる上、掃除もしにくくなります。
新鮮味が失われ、恋愛感情が冷めるのも早くなるでしょう。
友人を自宅に招くのは厳しい。
喧嘩をしたら、逃げ場がありません。
安易な理由でワンルームを選ばないことです。
ワンルームでの同棲が天国だと思っていると、後から痛い目に遭います。
なかなか思いどおりにいかない現実に直面して、四苦八苦するはずです。
同棲する部屋の間取りは「2K以上」が基本です。
同棲では、事情がある場合を除き、できるだけ個室のある物件を選ぶのが賢明です。