不動産会社で部屋を決める前、担当者が部屋まで車で連れて行ってくれるのが一般的です。
実際の部屋を見ないで契約するのは危険です。
部屋のある場所まで行き、間取りや雰囲気などを確かめます。
親切に連れて行ってくれて便利ではありますが、ここに注意点があります。
それは「駅から部屋までの距離がわかりにくい」という点です。
たとえば、物件情報に「駅から徒歩10分」と書かれていても、実際はわかりません。
歩く速さは個人差があります。
自分のペースで歩けば、15分以上かかることもあるでしょう。
駅から部屋までは、最短距離を速めに歩いた場合で計測されるため、情報と実際が異なる場合があります。
また駅から部屋までの距離は短くても、途中に横断歩道が複数あると、タイミングによって信号で待たされることがあります。
距離が短い割に、意外と時間がかかることもあるでしょう。
そこで必要なのが、実際に自分が歩いて、所要時間を確かめてみることです。
不動産会社の担当者が車で部屋まで連れて行ってくれても、それで満足するのは要注意です。
本命の物件なら、自分が歩いて確かめることをおすすめします。
二度手間になりますが、この小さな手間暇が重要です。
自分で歩いてみると、実際の所要時間だけでなく、途中にある店や街並みも確認できます。
本当に契約すべきか判断する決め手になるでしょう。
本当に価値のある情報を得たければ、足を使ってください。
足で使って得た情報こそ、本当に価値があるのです。