部屋探しのとき、部屋の条件ばかりに注意が向きがちです。
たとえば、部屋の広さ・間取り・日当たりなどです。
どれも住み心地に関係する大切なポイントです。
部屋を探すのですから、部屋の中を確認するのが中心になるでしょう。
しかし、ここで見落とされやすい確認ポイントがあります。
「周囲の環境」です。
部屋の内部だけでなく、その部屋の周囲の環境についても、よく確認する必要があります。
隣近所にトラブルメーカーが住んでいないか。
近所に工事物件があって、うるさくないか。
大通りに面していて、音が気にならないか。
近隣地域に墓地・ラブホテル・暴力団事務所はないか。
せっかく部屋が快適であっても、周囲の環境がひどいと、住み心地は悪くなります。
たとえば、隣の部屋にトラブルメーカーが住んでいれば、少々住みにくくなるでしょう。
大通りに面していると、夜中でも車の音がうるさく、睡眠の妨げになる可能性があります。
どれだけ部屋の中が素晴らしくても、周囲の環境が悪ければ台無しです。
住み始めてから「こんなはずではなかった」という状況になり、後悔するでしょう。
部屋探しのときは、部屋の中だけでなく、周囲の環境にも目を向け、総合的に判断してください。
「そのうち慣れる」「何とかなる」という油断は禁物です。
安易な考えは、後から悔やむ結果をもたらす原因になります。
周囲の環境がわからなければ、大家や管理会社から話を聞いてみるのも1つの方法です。
自分で確認するにも限界があるので、その物件に詳しい人から話を聞いて情報を得ましょう。