身長を伸ばすのに有効な栄養素が5つあります。
タンパク質・カルシウム・マグネシウム・ビタミンD・亜鉛です。
これらは「身長を伸ばすための五大栄養素」と言っていいでしょう。
身長を伸ばしたいなら、この5つの栄養素は、十分摂取する必要があります。
さて、ここでよくある誤解があります。
「身長に有効な五大栄養素を摂取すればするほど、どんどん身長も伸びやすくなる」
これは違うのです。
「十分な摂取」と「過剰な摂取」は、似ていますが違います。
十分な摂取は必要ですが、過剰な摂取は不要です。
どんな栄養素でも、やはり過剰な摂取は不適切。
成長期は、大人より多くの栄養が必要とはいえ、過剰摂取は悪影響が出る可能性があります。
一部の栄養素だけ過剰に摂取すると、かえって体に害をもたらす恐れがあります。
タンパク質の過剰摂取は、腎臓・肝臓の機能を低下させる危険があります。
カルシウムの過剰摂取は、腎臓結石や高血圧の原因になります。
マグネシウムの過剰摂取は、下痢や軟便の原因になります。
ビタミンDの過剰摂取は、腎臓の機能の低下をもたらします。
亜鉛の過剰摂取は、頭痛・発熱・嘔吐・腎臓障害などを引き起こす可能性があります。
身長増加に必要なのは、栄養だけではありません。
睡眠や運動も必要です。
栄養だけ意識するのではなく、睡眠や運動も意識して、バランスよく整えるようにしましょう。