最初のステップ(1)の「好きな人のことに詳しくなる」が達成できれば、次のステップです。
次のステップは「相手のハートに集中する」です。
相手の趣味や好み、好きな映画やスポーツの傾向がわかれば、次はそこを重点的に攻めるのです。
つまり相手が喜ぶようなことばかりしていくということです。
相手にしてみれば「こんなに自分とぴったりの人はいない」と思うでしょう。
それもそのはずで、好きな人のことに誰より詳しくなっているあなたにとって、相手のハートは思うがままです。
好きな人のハートの中心に集中して「嬉しいセンサー」が反応することばかりを連発していれば、必ず仲良くなります。
今まで以上に仲良くなれば、今までにはなかったような話もできるようになり、プライベートまで詳しく知るようになります。
そうなったあなたは、好きな人に関してさらに詳しくなれ、ほかの人との差をつけることができるのです。
一番理解している人(してくれている人)と仲良くなってしまうのです。
仲のいい夫婦を見れば、これがよく当てはまります。
長い時間を共にしてきた夫婦は、お互いがお互いにとって一番の理解者となっている状態です。
夫のことを誰より詳しく知っている人は妻であり、妻のことを誰より詳しく知っている人は夫です。
「長い時間」と「コミュニケーションの量」が、お互いの理解を深めたのです。
ですから、うまく付き合っていくことができるのです。
私の父と母にも同じようなことが言えています。
父は、誰より母のことをよく知っています。
また母は、誰より父のことをよく知っています。
私が生まれるずっと前からの付き合いですから、当然それだけお互いを深く知ることができています。
相手の好き嫌いなどの好みに合わせ話ができ、相手が嫌がるようなことは事前に避けることができるのです。
相手のことをよく知っているほど仲良くなりやすく仲良くできるというのは、お付き合いの法則なのです。
さて、好きな人のことに詳しくなったあなたは、ハートを射止める準備ができました。
好きな人に合わせて話をしていきましょう。
相手の嫌がるような話は、もちろん避けることです。
また相手が喜ぶようなことを事前に用意しておき、驚かせてみましょう。
ハートの中心に合わせ、集中攻撃を仕掛けていくのです。
偶然を装い、偶然とは思えないほどの性格の一致は、また心まで一致させていきます。
「疲れたな」と相手が思ったとき「そうだ。あの人なら自分のことをわかってくれるはず」とあなたを思い出してくれます。
「こういうときにあの人がいてくれたらな」
「あの人ならわかってくれるのにな」
「あの人なら、賛成してくれるだろうな」
「あの人なら、味方になってくれるだろうな」
そう思われる存在になることです。
しっかり好きな人の勉強ができているあなたには、難しいことではないはずです。