私は告白をして、何度か断られてしまったことがあります。
どちらかといえば、成功より、失敗のほうが多くあります。
「なぜ自分はこれほどうまくいかないのだろう」
そう感じて自分に自信をなくしたり、悲しい気持ちになったりと、心の整理をするまでに少し時間がかかります。
しかし、そんな経験をするたびに、私の恋愛センサーは磨かれていったことも、また確かです。
たくさんの失敗経験をするたびに「自分のどこが悪かったのだろうか」と真剣になって考えます。
自分が、気づかなかった「欠点」に気づくためのよい機会となります。
次の告白のときには、克服しておこうと前向きになれます。
後ろを向いて悪いところがわかったら、今度は前向きに考えて悪いところを向上させていきます。
私はちょうど自分が20歳のころ、10歳年上の30歳の女性に告白をしたことがありました。
彼女のことを知り、コミュニケーションを通して理解をしていきました。
いざ告白すると、相手から「ごめんなさい」と返事をされてしまいました。
理由を聞くと「貴博君はまだ若いから」という回答でした。
年齢のギャップが失恋の原因ならば、そのギャップすら埋め合わせることができなかった自分の理解に原因があったなと感じました。
年齢なんて、ただの数字です。
その数字を忘れさせるほどの力が、不足していたとわかっただけでも、次への「傾向と対策」を考えることができるようになります。
これは告白をして、断られて初めてわかったことです。
この失敗がなければいまだに自分は気づいていなかったことでしょう。
告白をして断られることは、すべてが悪いことではありません。
告白をして初めてわかることがあるのです。