「視線を合わせるのが苦手」
「とにかく人の顔を見ると緊張する!」
「誰の顔も見たくない」
そもそも人の顔を見ながら話すのが苦手な人もいるでしょう。
人の顔を見て話すのが苦手な人にとって、スピーチやプレゼンは、地獄のように感じるはず。
そんな人は、遠くを見るように話す方法が有効です。
「スピーチやプレゼンでは、必ず人と視線を合わさなければいけない」と思っていないでしょうか。
もちろん相手の顔を見ながら話すのは、コミュニケーションの基本。
視線を合わせながら発表できるほうが好印象なのは間違いありません。
聴衆の顔を見ながら話したほうが具体的な反応がわかるので、本番中の臨機応変な対応に役立つでしょう。
しかし、遠くを見るように話せば、視線を合わせなくても、自然な雰囲気を演出することが可能です。
スピーチもプレゼンでも、聴衆が大勢いるため、視線が合わなくても変ではありません。
大切なのは、きちんと前を向いて話をすることです。
前を向いて話すことさえできれば、視線が合わなくても、自然で堂々とした雰囲気を出せます。
たとえば、会場の一番後ろにある壁を見ながら話すようにします。
壁に向かって話しかければ、誰とも視線を合わせずに話すことができ、余計な緊張をしなくて済みます。
しっかり顔を前に向けることができるため、堂々とした雰囲気も出せ、好印象にもつながるでしょう。
「自分は今、壁に向けて発表している」と思えば、本番でありながら、人の存在を紛らわせられます。
平常心を保ったまま発表をしやすくなるのです。