ちまたには、痩せたい人向けの食品が販売されています。
いわゆる、ダイエット食品です。
たとえば、カロリーを抑えた食材、糖分がゼロのお菓子、カロリーハーフのソフトドリンク。
糖質や脂質の吸収を抑えるサプリメントも登場しています。
ダイエット食品は、一昔前にはなかった食品です。
科学技術の発達によって生まれた、新しい食材と言えるでしょう。
もちろん利用するのはいいですが「必ず痩せられる」と思い込むのは注意です。
ダイエットの成功を促すとは限りません。
利用法を誤れば、かえって失敗を促すこともあるため、油断は禁物です。
ダイエットに失敗する人は、ダイエット食品に油断して、食べすぎます。
「カロリーが少ないなら、たくさん食べても大丈夫」
「糖質や脂質の吸収が抑えられるなら、どんなに食べても問題ないよね」
「おなかいっぱい食べても痩せる」
ダイエット食品に安心しきって、つい大量に食べてしまう。
これがよくありません。
いくらカロリーを抑えたダイエット食品でも、たくさん食べると、カロリーを取りすぎてしまいます。
「ダイエット食品に頼りすぎたせいで太ってしまった」という事例も少なくありません。
カロリーゼロの食品なら大丈夫と思われがちですが、安心とは言い切れません。
カロリーゼロの食品は、おなかは膨れても血糖値は変わらないため、空腹感は改善しません。
むしろ空腹感が強調されやすいデメリットがあります。
適度に利用する程度ならいいですが、宗教を信仰するかのように依存するのは避けるのが賢明です。
ダイエットに成功する人は、ダイエット食品を賢く利用します。
ダイエット食品を、食事のメインにすることはありません。
あくまでサブとして賢く活用します。
主食は普通の食事を食べつつ、小腹がすいたときなど、適度にダイエット食品を利用する程度です。
接待や人付き合いで飲み会に参加しなければいけないときには、ダイエット用のサプリメントを利用します。
あくまで適度の利用を心がけているので、ダイエット食品の効果を生かせます。