恋愛では結果がどうであろうと、全力を出し切ることが大切です。
自分のできる範囲で、好きな人のためにたくさん愛していくことです。
ここで気をつけておきたいことがあります。
「全力を出し切ること」を「尽くすこと」だと意味を履き違えないでほしいということです。
それぞれ意味は似ているようですが、実際は別です。
「つくす」とは漢字で書けば「尽くす」と書きます。
「力尽きる」「生き尽きる」のときに使う「尽きる」と同じようなニュアンスで、すべてを捧げるような意味を持ちます。
たしかに全力を出し切るのは大切ですが、自分のすべてを捧げてまで恋愛に溺れてしまうのではいけません。
溺れるのは水だけでなく、恋愛にも溺れないように気をつけましょう。
全力という意味を持ちながら、溺れないようにするのです。
ちょうど水泳のときと同じです。
水泳では、目標に向かって計画的に泳いでいるとき、溺れることはありません。
しかし、自分の体力を考えず、ひたすら泳ぎ続けていると、いずれ体力がなくなって溺れます。
恋愛でも、一定の目標に向かって突き進むのはよいのです。
自分の体力や時間や日常を気にせずに好きな人に走っていると、それ以外がダメになります。
この微妙な力加減や気配りをできる人が、恋愛力のある人なのです。