好きな人との会話では、できるだけ否定の返事を避けましょう。
「もうすぐ夏だね」と言ったとき「夏なんて大嫌い」と否定されると、雰囲気が台無しです。
「夜空の星がきれいだね」と言ったとき「別に普通だよ」と返されると、後に続く言葉がありません。
ひとまず相手の言葉は「そうだね」「なるほど」など肯定して受け入れたほうが、会話も気持ちよく進みます。
否定するなら、肯定した後のほうがスムーズです。
これはコミュニケーションの基本ですから、すでにご存じの方も多いでしょう。
「わかっている」「もちろん心がけている」という人も、大半ではないでしょうか。
さて、ここからが本題です。
では、好きな人から褒められたとき、あなたはどう答えているでしょうか。
たとえば、好きな人から「モテそうですね」と褒められたときです。
とっさに「いえいえ、そんなことないですよ」と否定していませんか。
ほら、それがいけないのです。
相手からの褒め言葉を、否定しているではありませんか。
「否定してはいけない」と頭ではわかっていても、癖は無意識に出るものです。
反射的に否定する癖が、体に染みついています。
よい癖ならそのままでもいいのですが、悪い癖なら、強く意識をして直していきましょう。
褒められたときの第一声は、常に「ありがとう」です。
その後に続く言葉は、謙遜でも否定でも自由ですが、まずは素直に受け止めることです。
たとえ褒められたときでも、ひとまず肯定で受け止めたほうが、会話のテンポを維持できます。
頭で理解するだけでなく、しっかり体に染みつくまで意識してみてください。
肯定の返事を心がけると、雰囲気がよくなり、会話も長続きしやすくなります。