恋愛では、何かを犠牲にしなければいけないときがあります。
まず一概に「恋愛で犠牲があるのは悪い」とは言い切れません。
むしろ恋愛のほとんどは、大なり小なり、何か犠牲があって普通です。
大切なのは、犠牲があるかどうかではありません。
どれだけ大きな犠牲であるかです。
何を犠牲にするかによって、恋愛における注意の仕方が変わります。
まず簡単に取り返せることを犠牲にするなら、さほど大きな問題にはならないでしょう。
あるいは、犠牲があっても生活に支障がないことも同じです。
たとえば、自分の趣味の時間を犠牲にした恋愛です。
たしかに趣味の時間も大切ですが、それ以上に好きな人との時間を優先させたければ、問題にはならないでしょう。
趣味の時間は後から作ることもできます。
自分が納得しているなら、さほど大きな問題にはならないはずです。
その一方で、取り返すのが難しいことを犠牲にするなら、慎重になる必要があります。
たとえば、大事な親友との関係です。
親友との関係が切れてしまうほど、好きな人とべったり付き合うのは要注意です。
友人は、恋人と同じくらい重要です。
もちろん好きな人との時間も大切ですが、そのせいで大事な親友を失うのは、限度を超えているでしょう。
恋愛をするとき、そこで発生する犠牲の大きさについて、じっくり考えることです。
「犠牲が大きすぎる」「失ってからでは遅い」などの自覚があれば、恋愛に少しブレーキをかける英断も必要です。