「急ぎなさい」
「早くしなさい」
「ぐずぐずしない」
もたもたする子どもを叱っていませんか。
特に急いでいるときには、子どもをせかしてしまいがちです。
しかし、もたもたする子どもにいらいらするのは、子どもにとって少し酷ではないでしょうか。
子どもは手足の動きが未熟なのですから、行動が遅くなって当然です。
着替えも片付けも、大人の倍は、時間がかかるでしょう。
親がせかすと子どもはますます焦り、余計に遅くなります。
できる成長もできなくなり悪影響です。
むしろ気づいてほしいのは、余裕のない自分です。
もたもたする子どもにいらいらするのは、自分の心に余裕が失われつつある証拠。
いらいらしたときは、生活にゆとりを作りましょう。
一度立ち止まり、深呼吸をします。
少し遅くなったくらいで、人生が終わるわけではありません。
「早くしなさい」より「ゆっくりしていいよ」と言える親になりましょう。
「時間がかかっている」ではなく「時間をかけている」と考えましょう。
少し遅れたくらいのことで、ぎゃあぎゃあ騒がないことです。
子どもを待てる余裕を持つことが、親の努めです。
1つ1つの行動に時間をかけたほうが、子どももすくすく育ちます。