子どもは素直です。
子育てをしていると「自分はこんな性格だったのか」と、思い知らされる瞬間があります。
たとえば、子どもがわからないことを質問したとき、うまく答えられない自分がいます。
年上の大人であるにもかかわらず、きちんと説明できない。
「知識が足りないな。親として情けない」
つい「大人になればわかる」「今はまだ知らなくていい」など、当たり障りのない言い訳で逃げてしまいます。
偉そうなことを言ったものの、自分の勉強不足に気づかされ、少し落ち込みます。
一方で、頑張り屋である自分に気づかされることもあるでしょう。
普段は恥ずかしがる性格だと思っても、子どものためなら勇気を出せます。
普段はだらしない性格だと思っても、子どものためなら必死に頑張れます。
「やればできるではないか」
自分の底力に驚かされることもあるでしょう。
適度な課題を与える子どもが無邪気だからこそ、親は、どんどん心を丸裸にされていきます。
子どもは、自分を映した鏡です。
子どもと接している時間は、自分をもっと理解する機会にもなります。
あなたはどんな性格でしょうか。
子育てを通して、本当の自分を知るのです。