バナナの皮を踏んで滑って転んだら、喜びましょう。
とても珍しい経験だからです。
バナナの皮をうっかり踏んで、滑って転ぶシーンは、漫画やアニメではよく見かけます。
どたばた喜劇では、もはやお決まりのシーンの1つ。
よく見かけるシーンだから現実でもよくあるように思えますが、どうでしょうか。
よくよく考えると、現実ではまずそういう状況はありません。
まず道ばたにバナナの皮が落ちていることがめったにありません。
落ちていたとしても、黄色い色は目立つので、普通に気づいてよけます。
気づかずに踏みつけたとしても、体重の重みで、転ぶほどにはならないはずです。
たまたまバナナの皮があることに気づかず、偶然踏んで滑って転んだら、珍しい経験をしたことになります。
「ついてないな」と思うのではありません。
「珍しい経験ができたぞ」と喜びましょう。
不運の出来事に思えますが、見方を変えると、実は運のいい出来事です。
「漫画のような出来事が実際に起こった」
喜んで、誰かに報告しましょう。
とても低い確率の出来事に巡り会えたのです。