誰もが就職活動で一度は考える疑問でしょう。
普通に考えれば、エントリーする企業が多ければ多いほど有利である気がしますが、実際はどうでしょうか。
それを考える前に整理しておきたいのは、まずエントリーの種類です。
「エントリー」と一言で言っても、大きく分ければ、2種類あります。
「プレエントリー」と「本エントリー」です。
それぞれ対応が異なるため、分けて考えるのが妥当です。
まずプレエントリーについては、多くても問題ないでしょう。
プレエントリーは、正式なエントリーではありません。
「御社に興味があるので、詳しい採用情報があれば教えてほしい」という意図を伝える手段と考えればいいでしょう。
プレエントリーの後に興味がなくなれば、本エントリーをしなくても大丈夫です。
ただし、本エントリーになると、少し話は変わります。
本エントリーをすれば、基本的にエントリーシートの提出が必要です。
エントリーシートの作成は時間がかかるため、本エントリーの数に比例して、多くの時間が必要です。
本エントリーをしすぎると、エントリーシートの作成に多くの時間が奪われます。
その結果、肝心の面接対策が不十分になることがあるのです。
就職活動で大切なのは、あくまでマッチングです。
いくらエントリーした企業が多くても、どれも自分と合っていなければ、不採用ばかりになるでしょう。
一方、エントリーした企業は少なくても、きちんとマッチングができれば、スムーズに採用されます。
気にするなら「エントリーの数」ではなく「マッチング」です。
自分に合った企業を選び、適切な企業に応募することが大切です。
「できるだけたくさん応募したほうがいい」という周りの声に振り回されると、自分のペースを乱します。
周りの言葉や噂に惑わされるのではなく、自分らしい就職活動を、自分のペースで進めるようにしましょう。