就職活動で重視したいのは、やりたいことです。
自分がやりたい仕事のほうが、慣れも早く、スムーズに対応できるでしょう。
やりたい仕事を選ぶのは、まっとうな手段です。
しかし、やりたい仕事ばかりが、就職活動の基準ではありません。
「やりたい仕事はあるが、適正に不安がある」という場合もあるはずです。
つまり「やりたいこと」と「できること」がぶつかる状態です。
こうした場合、どうすればいいのでしょうか。
すでにやりたい仕事があるなら、適正はひとまず置いて、自分の気持ちを優先させてみましょう。
適正は大切ですが、絶対ではありません。
適正は、仕事をしていくうちに習得できる場合が多い。
どんな仕事でも、長く続けていれば慣れてくるものです。
仕事の適正に不安があっても、やりたい仕事なら、根気と集中力が出るはずです。
その結果、適正がなくても、適正が生まれやすくなるのです。
自分の人生です。
やりたい仕事があるなら、自分の気持ちを優先させて考えるほうが、納得のいく道を歩みやすいでしょう。
ただし、注意点もあります。
やりたい仕事に進む場合は、やりたい仕事の現実もよく確かめておきましょう。
仕事の難易度や将来性などです。
どんな仕事でも、楽しい面だけでなく、苦しい面もあります。
仕事の実情を加味したうえで判断すれば、より現実的な就職活動ができるはずです。