面接は、オーディションに似ていると、よく言われます。
舞台のオーディションでは、あらかじめ必要な役柄が決まっています。
ある舞台が予定され、必要な役柄のため、能力を持った役者を求めます。
面接官の前で、歌ったり踊ったりして、演技力を表現します。
評価されるのは、演技力だけではありません。
評価されるのはそれだけではありません。
その人の雰囲気が、役柄にふさわしいかどうかも、評価されます。
オーディションの合格・不合格は、人としての善しあしではありません。
求めている役柄に一致していれば、合格です。
不一致なら、不合格です。
Aのオーディションに不合格でも、Bのオーディションで合格することは、珍しくないのです。
就職活動の面接も、同じです。
企業は、経営に必要な人材を求め、毎年採用をします。
評価されるのは、学歴だけではありません。
その人の性格や個性なども注目され、企業が求める人材であるか、評価されます。
企業が、商品開発の人材を求めているなら、奇抜な考えの人が採用されるでしょう。
企業が、経理の人材を求めているなら、経理に強い人が採用されるでしょう。
面接の採用・不採用は、人としての善しあしではありません。
企業が求めている人材に一致していれば、採用です。
不一致なら、不採用です。
それだけなのです。