「この仕事をしたい」という希望は、実現する可能性があります。
思った時点で、すでに進み始めています。
さらにその先には、誰かを救う可能性も眠っています。
就職活動でうまくいかない日々が続くと、自分に自信がなくなることがあります。
自信がなくなるだけなら、まだいいのです。
不採用が連続すると、だんだん人として否定されているように感じることがあります。
自分より先に、友人の内定が決まることがあります。
そのとき、どう思うかです。
「悔しい」
「ああ、今日も1日があっという間に終わった」
就職活動中は、1日がいつもより早く終わるような感覚になりませんか。
時間感覚がおかしくなったかのようです。
毎日、就職活動していると、疲れがたまります。
企業説明会なり面接なり、体力を消耗します。
しかも複数の企業情報を収集して、整理して、同時進行させなければいけません。
不採用の通知を受け取ったとき、どう思うかです。
企業や面接官を恨むのはよくありません。
恨むのは、エネルギーを大量に消費する行為です。
「ダメだ」という言葉を発したとき、一番よく聞いているのは誰でしょうか。
相手ではありません。
自分なのです。
面接の不採用でショックを受けるのは、応募者だけではありません。
実は、採用担当者もショックを受けています。
採用担当者も、好きで不採用にするわけではありません。
「努力すれば、いつかきっと報われる」
「報われることを信じて、努力しよう」
ちまたでは、そんな言葉をよく聞きます。
無理に続けるくらいなら、無理に休んだほうがベターです。
「無理に続けよう」と思う時点で、すでに冷静な思考が失われ、周りが見えなくなっています。
限界に近づきつつあります。
大逆転は、誰でも経験できるわけではありません。
何もかもうまくいっている人は、大逆転はありません。
物事が調子よく進んでいるなら、順調です。
「疲れた」と思ったところで、何の解決にもなりません。
「就職活動に疲れた」と考えるから、余計に疲れます。
「疲れた」と考えるのは、疲れを自覚することです。
心配をなくそうと思わないことです。
心配は、努力によって、小さくできます。
お金を稼げば、今までより少し心配は小さくすることはできるでしょう。
「なぜ自分だけ、就職活動に苦しまないといけないのか」と自分を責めることもあるでしょう。
周りの友人がどんどん内定をもらっていると、自分だけ取り残されているように感じて、焦りが強くなります。
しかし「自分だけ」と思うのは、誤解です。
「就職活動」しか考えていない状態は、理想に思えますが、注意です。
就職活動に夢中になりすぎ、それしか考えていない状況です。
いつも就職活動のことばかり考えていると、考え方に余裕がなくなり、自分を追い込みやすくなります。
「ダメだ。採用が決まらない」
卒業の時期が近づいているにもかかわらず、採用が決まれないと、だんだんピンチの状況に近づいてきます。
思い出は、不思議です。
就職活動で停滞した日々が続けば「前進していない」と思いがちです。
企業情報を調べただけで、1日が終わることもあるでしょう。
履歴書を書いただけで、1日が終わることもあるでしょう。
不採用をもらっても、諦めないことです。
へこたれるのではありません。
鍛える機会に変えるのです。
就職活動に疲れたときは、部屋の掃除をするベストタイミングです。
疲れているときに体を動かせば、余計に疲れると思いますが、そうではありません。
掃除をすると、むしろ疲れが取れます。
大企業や人気企業ばかりに応募しても、就職が難しいのは当然です。
競争率の高い企業に応募しても、自分が選ばれる可能性は低いでしょう。
ゼロではありませんが、かなり低いはずです。
就職活動で何度か不採用を経験していくうちに、ネガティブになる自分がいます。
面接を受ける前から「どうせ今回もダメなのではないか」と思うようになるのです。
不採用が5回続けば、6回目も不採用になるような気がします。
就職活動では、さまざまな制限時間があります。
資格の試験日までの残り時間。
エントリーシートや履歴書の締め切り日。
「勝った、負けた」
就職活動に勝ち負けを持ち込むと、疲れやすくなります。
面接の結果は、勝ち負けではありません。
面接では、笑顔が大切です。
笑顔を心がけることで、面接官の心証もよくなるでしょう。
ただし「無理やりの笑顔」と「楽しんでいる笑顔」は、違います。
お風呂は、何のためにあるのか。
汚れを取るだけではありません。
疲れを取るためでもあります。
就職活動に疲れたときは、休憩することが大切です。
睡眠時間を取ったり、気分転換に趣味を楽しんだりなど、一休みをしましょう。
一休みをすれば、体力や精神力が回復して、またパワーが充電されます。
就職活動に苦労して得られることがあります。
社会の厳しさを理解できることです。
社会の厳しさは、座学だけで学べることではありません。
精神状態は、面接の結果を左右する要因の1つ。
面接では、常に冷静で落ち着いた精神状態であることが大切です。
きちんと対策さえできれば、面接の質問は、基本的に事実を正直に答えるだけです。
就職活動は、努力の割に成果が少ないことがあります。
思うように就職活動が進まず、泣きそうになるときもあるでしょう。
まず面接中に泣くのは、NGです。
面接を受けた企業から、不採用通知が届けば、自分にこう言いましょう。
「さあ、次に行こう」です。
不採用を受け取れば、落ち込むのはわかっています。