動かない生活が楽。
仕事のない生活が楽。
人間関係のない生活が楽。
楽なほうへ向かっていれば、たしかに楽でしょう。
楽ばかりの生活は、天国のように感じるに違いありません。
しかし、楽が楽と感じるのは、一時的です。
楽な生活が続くと、苦労がないため、知力・体力・精神力が衰え始めます。
人間関係のない生活が続けば、会話術が衰える一方です。
動かない生活が続けば、体力も衰える一方です。
仕事のない生活が続けば、精神力も弱くなる一方です。
知力・体力・精神力が衰えると、今度は一転して、何をするにも苦しく感じるようになります。
「一言の挨拶すら面倒」
「軽い散歩さえ疲れる」
「簡単なアルバイトすらできない」
ちょっとした行動が、すさまじく難しく感じるようになるのです。
最悪の場合「食事で口を動かすのが面倒」と言い始めるかもしれません。
衰えがひどくなると、苦しみがなくても、苦しみを感じ始めるようになります。
結果として、楽な生活が、地獄になります。
楽ばかりを求めると、最終的に、一番苦しくなるのです。
楽を求めるのではなく、苦しみを求めることです。
もちろん苦しみばかりを求めるのではなく、適度に苦しみを求めます。
自分で自分にストレスを与える習慣が大切です。
適度なストレスによって、知力・体力・精神力が鍛えられます。
成長して力をつけるにつれて、苦しみのある人生でも、苦しみがないように思えてきます。
結果として、生きるのが楽になるのです。
楽ばかりを求めてはいけない。
適度な苦しみのある生活こそ、天国への近道です。