「人に迷惑がかかるから、思いきった行動ができない」
そう思うのは、ナンセンスです。
ニートの生活から脱出するためには、大なり小なり、他人に迷惑がかかります。
もちろん人に迷惑をかけない生き方が理想です。
誰かに手間を取らせたり、困らせたりしない生き方をすべきです。
しかし、それは余裕のある人の生き方です。
ニートには、余裕がありません。
余裕のないニートが、人に迷惑をかけない生き方を心がけると、永遠にニートから卒業できないでしょう。
ニートの生活から脱出するためには、他人の協力が必要です。
ニートからの脱出は、崖から這い上がる様子に似ています。
1人だけで崖から這い上がろうとしても、絶壁のため、上がれません。
地上まで縄が届きません。
足場も悪いため、大変危険です。
無理をして崖の途中で落ちれば、取り返しのつかない大けがをするかもしれません。
他人の協力があるから、急な崖を、確実に、這い上がれます。
それは、親からの援助であったり、他人からの協力であったりします。
むしろニートは、人に迷惑をかけるくらいでちょうどいいのです。
得られる援助はありがたくいただき、ニートから脱出する足がかりとして活用しましょう。
さて、親や他人にかけた迷惑は、そのままにするのではありません。
親や他人にかけた迷惑は、後から返上します。
自分が職に就いて、余裕ができたとき、親孝行をしましょう。
そして、助けてくれた人を見習って、自分も人に優しい生き方を心がけましょう。
いずれあなたの目の前に、昔の自分と同じような人物が現れるでしょう。
そのときは、自分を助けてくれた人を思い出し、できるかぎりの援助をすることです。
人は、1人では生きていけません。
困ったときは、お互いさまなのです。