ニートは、部屋で同じことを繰り返すように思えます。
同じ時間に起きて、同じ時間に食事をして、同じテレビ番組を見て、同じ時間に寝ます。
「同じ生活ばかりでダメだな」と思いますが、本当にそうでしょうか。
ニートは、部屋で同じことをだらだら繰り返しているように思えますが、社会人も似たようなものです。
社会人も、いつも同じ時間に家を出て、同じ時間の電車に乗り、同じ道を通ります。
同じ人間関係の中で、同じ仕事をして、同じ時間に帰り、同じ時間に寝ます。
まれに業務変更や人事異動がありますが、そう頻繁ではありません。
どの社会人も「同じことを繰り返している」と思いながら、日々を生きています。
「同じことを繰り返す」という点では、ニートも社会人も、同じなのです。
繰り返す場所が、部屋の中か外かの違いです。
社会人になるのは、繰り返す場所を、部屋の外に変更するだけです。
最初は少し大変ですが、慣れてしまえば、楽になります。
「同じことを繰り返している」という本質に気づくことです。
あなただけではありません。
みんな、同じなのです。
ニートの就職に、手遅れはありません。
ニートの生活が長くても、やる気さえあれば、就職できます。
社会人になることを大げさに考えすぎないことです。
繰り返す場所と内容を、少し変えるだけなのです。