あなたが人生で、一番後悔していることは何ですか。
「学生時代、もっと勉強をしておくべきだったこと」
「パートナーを大事にせず、離婚したこと」
「健康を無視して、暴飲暴食を繰り返したこと」
人それぞれ、後悔していることがあるでしょう。
私の祖父は、死の直前「タバコをやめるべきだった」と後悔していました。
長年の喫煙習慣が災いし、肺気腫という病になり、亡くなりました。
後悔なんて、口にしたくないと思うでしょう。
自分の生き恥をさらすように感じますし、明るい話題でもありません。
では、後悔がまったく役立たないのかというと、そうではありません。
後悔が役立つ場面もあります。
後世に伝えたとき、役立ちます。
あなたが人生で一番後悔していることを、後世に伝えましょう。
わが子でも、孫でも、ひい孫でもいいでしょう。
あなたが人生で一番後悔している話を聞いた後世は「自分は気をつけよう」と、心から思います。
後悔している本人からの言葉は、強い説得力があります。
後悔している人から言われれば「自分は同じことを繰り返さないようにしよう」と痛感します。
自分には恥ずかしい言葉も、相手にはためになるのです。
だからこそ、後悔は伝えるべきです。
あなたの後悔を聞いた後世は、同じ過ちを繰り返さずに済みます。
次の世代が、救われます。
その瞬間、あなたの後悔も、報われるのです。