家族に伝えたい言葉があれば、今のうちに伝えておくことです。
「財産管理について、しっかり考えてほしい」
「家を大事に守ってほしい」
「もし自分が死んだら、きちんとお墓参りをしてほしい」
真面目な話だけでなく、たわいないことでもいいです。
パートナーには「いつまでも長生きしてほしい」。
息子には「仕事に精を出しなさい」。
娘には「病気には気をつけて」。
孫には「勉強をたくさんして頑張りなさい」。
言いたいことがあれば、すべて伝えておきましょう。
一度ならず、繰り返し伝えます。
言葉を繰り返すことで強調され、相手の心に深く残ります。
言葉を伝えるチャンスがあるのも、今のうちです。
「今度会ったときに伝えればいい」と思っても、今度会ったときには、伝えることを忘れます。
そのままずるずる、言うチャンスを逃すのです。
言いたいことを思いついたときに言っておかないと、言いそびれます。
言うのを忘れそうなら、紙に書いておくといいでしょう。
手紙として伝えるのも、いい方法です。
今すぐ伝えたければ、電話をするのもいいです。
80年間生きた人間の言葉は、シンプルでも、説得力があります。
言いたいことをすべて言っておくと、心の中もすっきりします。