人は、ある時期を境に、もう一度子どもに戻ると言われます。
生まれてしばらくして、立てるようになり、歩けるようになります。
成長するにつれて、体はきびきびした動きができるようになり、激しい運動もできるようになります。
知識をたくさん覚え、難しい勉強もできるようになり、頭の回転も速くなります。
あらゆることが、上向きです。
しかし、中年あたりをピークに、だんだん衰え始めます。
頭の回転が鈍くなり、体の動きも遅くなります。
年を取るほど物忘れがひどくなり、覚えたこともだんだん忘れます。
足腰が弱くなって、激しい運動もできなくなります。
さらに年を取れば、立てなくなります。
ついには、排泄の仕方も忘れます。
だんだん、子どもに戻っているのです。
成人から青年、青年から少年、少年から子ども、子どもから赤ちゃんです。
時間が逆に流れているかのようです。
見方を変えれば、若返っていると考えることができます。
年を取るのも悪くありません。
「もう一度、子ども時代を経験できる」と思えばいいのです。
子ども時代に遊んだ記憶を思い出し、もう一度、楽しんでみませんか。