幸せな人生とは、愛をたくさん受け取ることでしょうか。
たしかに多くの人から愛されるほど、幸せな人生を送れると思うでしょう。
しかし、愛を受け取ることばかり考えると、逆に人間関係は悪くなります。
人を見るとき、価値を定めるような目つきや態度になるからです。
自分を愛してくれる人には優しく接しますが、愛してくれない人には冷たく接します。
愛をもらう前提になると「愛が欲しい」と口に出して言わなくても、そういう雰囲気が出ます。
自然と周りに伝わり、嫌われてしまうのです。
自分がもらえる愛の量を心配すればするほど、人生は苦しくなります。
本当は、逆です。
愛をもらえない心配より、愛を与える努力です。
愛は、異性を恋い慕うだけではありません。
性別や年齢を問わず、日常で接する身近な人を、喜ばせたり、楽しませたり、助けたりすることです。
人が評価されるのは、受け取った愛の量ではありません。
与えた愛の量で評価されます。
人徳は、無償の愛をいかに与えたかで、決まります。
愛を受け取るのではなく、与えることを考えましょう。
無償の愛を与えるほど、人生は素晴らしくなります。
愛は、与えても、減るものではありません。
与えるほど、増えるものです。
愛を与えるほど、人から感謝され、多くの愛を受け取ることになるのです。