スポーツ選手が試合前、顔を叩くシーンを見かけます。
自分で顔を叩くと、気合が入ります。
顔に強い衝撃が伝わると同時に、気合が入ってきます。
しかし、他人から顔を叩かれると、印象が一転します。
他人に顔を叩かれると、むかっとします。
腹が立ち、喧嘩に発展することもあるでしょう。
「顔を叩かれた。むかつく」と思い、喧嘩すれば、それまでです。
喧嘩をして、人間関係に大きなひびが入ります。
実は、誤解しています。
他人から、無意味に顔を叩かれたのではありません。
本当は、気合を入れてもらったのです。
他人から顔を叩かれる状況を、考えてみましょう。
叩かれるくらいですから、よほど相手に、失礼なことをしたのでしょう。
自分の発言や行動を振り返れば、反省点が見つかるはずです。
相手から顔を叩かれたときも「大切なことに気づいてほしい」という気合を入れてもらっています。
愛の鞭です。
愛の鞭には、愛があります。
むかむかした気持ちを抑えられるのが、大人です。
「気合を入れてもらった」と考えると、ありがたく感じます。
痛みの裏にある愛情に気づくことで、成長ができるのです。