雨の日に飛行機に乗ると、いつも驚かされることがあります。
雨の日は、分厚くて黒い雲が、空に浮かんでいます。
飛行機が離陸して雲に近づくにつれて、雨や風も強くなり、飛行機がよく揺れるようになります。
「大丈夫かな。墜落しないかな」と不安になります。
しかし、分厚い雲を突き抜けた瞬間、驚きの光景が広がります。
大雨を降らせていた、分厚い雲の上には、雲1つない美しい晴天が広がっているのです。
一転して飛行機の揺れが収まり、安定飛行になります。
美しい世界で、天国にいるかのようです。
夢に向かう人生も、これと同じです。
夢に向かうほど、風当たりが強くなります。
世間からの反発や中傷などが、ひどくなります。
「やめたほうがいいのではないか」と、諦めそうになることもあるでしょう。
もっと近づくのです。
もっともっと近づいて、貫くのです。
貫いたとき、景色が一転します。
どんなに分厚い雲でも、雲の上には晴天が広がっているように、どんなに風当たりのひどい夢でも、貫けば風当たりがなくなります。
世間において、出る杭は打たれやすくなりますが、出すぎた杭は打たれなくなります。
そうなるくらいまで、夢を貫くことが大切です。
風当たりが強いから、逃げるのではありません。
風当たりがあるなら、なくなるまで、貫くのです。