行動の動機によって、発揮できる力も変わります。
自分のために行動するほうが、力を発揮しやすいと思うでしょう。
自分に関係していることは、やはり必死になって当然です。
では、他人のためには力が出ないかというと、そうとも限りません。
場合によっては、他人のためのほうが、力を発揮しやすいことがあります。
たとえば、自分にとって大切な人が病気になったときです。
親や子どもなど、大切な人が病気になったとします。
自分が風邪を引いても「病院に行くのが面倒」と思って、なかなか重い腰が上がらないものです。
しかし、自分の大切な人が病気になると、すさまじい行動力を発揮することがあります。
「早く病院に行こう」と、せかします。
たとえ、大雨の降る深夜でも「大切な人のためなら」と思い、必死に連れて行こうとするのです。
大切な人だからこそ、自分のこと以上に考え、底力を発揮するのでしょう。
あなたにとって、大切な人はいますか。
自分にとって大切な人を、原動力にしましょう。
「大切な人を助けたい。力になりたい」という気持ちによって、潜在的な力が発揮されます。