私が学生のころ、普段、日焼け止めを塗っていませんでした。
にきびがひどかったからです。
日焼け止めを塗ると、余計ににきびを悪化させるだろうと思い、普段は塗っていませんでした。
ただでさえ荒れている肌に、余計なものを塗りたくはありませんでした。
ところがある日、日焼け止めを塗ることがありました。
試しに日焼け止めを塗ってみたところ、驚きました。
にきびが悪化するどころか、むしろ改善されたのです。
偶然かと思っていたのですが、気のせいではありませんでした。
不思議な体験だったので、よく覚えています。
日焼け止めに、にきびを治す効果があるかのように感じたものです。
「にきび薬の成分が日焼け止めにも使われているのかな」と思い、それぞれの成分表示を見比べてみました。
しかし、共通の成分はありませんでした。
「嬉しいけど、気持ち悪い効果だ」と思ったものです。
あなたにもそんな経験はありませんか。
なぜ、こういうことが起こったのでしょうか。
日焼け止めによって、紫外線を防いだからです。
にきびは、紫外線を浴びると悪化します。
紫外線に当たると「ポルフィリン」という毒素を発生させ、にきびが悪化します。
また、にきびの炎症を悪化させる活性酸素も発生させます。
徹底的に紫外線をカットすることで、にきびを予防したり悪化を防いだりする効果があるのです。
日焼け止めを塗ることで紫外線を防いだため、肌が落ち着いたのです。
日焼け止めを塗ると、余計ににきびが悪化するだろうと思いますが、実は逆です。
にきびの状況にもよりますが、軽度のにきびなら、日焼け止めを塗るのが得策です。
予防したり、悪化を防いだりするため、にきびに効果的なのです。