多くの人は、にきびは肌の汚れが原因だと思います。
もちろん肌が汚れることでアクネ菌が繁殖すれば、にきびもできやすくなります。
しかし「直接の原因」であるかというと、疑問です。
にきびの直接の原因は、肌の汚れではありません。
たしかに汚れは原因の1つですが、小さな原因の1つにすぎません。
では、本当の直接の原因は何でしょうか。
「毛穴の詰まり」です。
あらためて、にきびができるプロセスを見てみましょう。
問題が発生し始めたのは、どこからなのか、わかりますか。
皮脂が毛穴に詰まり始めた瞬間です。
スキンケアを怠っていると、毛穴に皮脂が詰まりやすいため、にきびもできやすくなります。
たとえ毛穴があいていても、大量の皮脂の分泌によって、排出が間に合わないこともあります。
穴のあいたバケツに水が入っていても、きれいに抜ければ、あふれることはありません。
しかし、水の勢いが強いと、穴から水が抜け出るのが間に合わず、バケツから水があふれます。
特に思春期は、皮脂の分泌が活発であるため、詰まりやすい。
どんなにきびであろうと、常に最初は「毛穴の詰まり」です。
にきびは、毛穴の便秘です。
言い換えれば、にきび治療とは、排出される皮脂をスムーズにすることで解決ができます。
にきび予防にはさまざまなコツがあります。
洗顔料で顔を洗ったり、化粧水や乳液で保湿をしたり、ピーリングをしたり、脂っこい食事を控えたりなどです。
共通点に気づきましょう。
どれも「毛穴の詰まりをなくすこと」にあります。
ここに気づくことが基本です。