しみができやすくなる時期があるのをご存じですか。
生理中と妊娠中です。
女性ホルモンの1つである「プロゲステロン」が関係しています。
生理中と妊娠中は、出産に関わる活動が活発になるため、女性ホルモンであるプロゲステロンが大量に分泌されるようになります。
その量は、通常より10倍以上も多くなるといわれています。
プロゲステロンは、女性になくてはならないホルモンです。
受精卵の着床をスムーズにしたり、妊娠中の排卵の抑えたりする作用があります。
しかし、同時に、紫外線の感受性を高めてしまう作用もあります。
そのため、生理中や妊娠中は、少し紫外線に当たるだけで、しみができやすくなってしまうのです。
さらに、ストレスの影響もあります。
生理中や妊娠中は、肉体的にも精神的にも、苦痛を伴いやすい傾向があります。
睡眠不足になったり、不規則な生活になりやすかったりなど、心身ともに大きなストレスを感じやすい時期です。
紫外線に弱いことに加え、心身のストレスも感じやすいため、しみもできやすくなってしまうのです。
しみは、一度できると、なかなか消えません。
日差しの強さや季節にかかわらず、生理中と妊娠中は、いつも以上に日焼け対策を万全にしておきましょう。
そのうえで、生理中や妊娠中は無理な生活をせず、自分を優しくいたわってあげましょう。
できないときには、弱音を吐いて、誰かの力を借りることも大切です。
痛みを感じるときは無理をせず、ゆっくり休養を取りましょう。