SPFは、UV-Bを防ぐ力を表した数字です。
しみやそばかすを防ぐために、SPFの数字を目安にして選んでいることでしょう。
数字が高くなればなるほど、効果が高くなるのは間違いありません。
この数字ですが、誤解しやすい点があります。
たとえば、SPF15の場合、日焼け止めを塗っていないときと比べ、15倍の遮断効果がある意味です。
SPF30なら、日焼け止めを塗っていないときと比べ、30倍の遮断効果がある意味です。
数字としては、大きな開きがありますね。
しかし、遮断率で考えると、実はあまり変わりません。
SPF15の紫外線遮断率は、93パーセント。
SPF20の紫外線遮断率は、95パーセント。
SPF30の紫外線遮断率は、97パーセント。
SPF50の紫外線遮断率は、99パーセント。
いかがでしょうか。
SPF20とSPF30の効果の差は、数字の差と違い、ほとんどありません。
95パーセントと97パーセントは、現実的に考えて、ほとんど同じ効果と言って差し支えないでしょう。
つまり、実際の効果から言えば、SPF20もあれば十分な効果が得られるということなのです。
SPF20以上を使うのは、長時間外出するときです。
普段の生活なら、SPF20で十分に日焼けを防ぐことができるのです。